意外な高アクセス・・・Part1

exciteブログの機能で、ブログ記事のアクセス数がわかるのですが
かなり古い記事なのに、いまだに高アクセスのものがあります。

中でも一番多いのが、この『たまにはお勉強(小翼羽)』
2005年12月の記事ですが、鳥の翼に興味をもった方が、
小翼羽を調べてヒットしているのかもしれませんね。

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下の画像は、マガンがこれから飛び立とうとしているところですが、
たまには翼の勉強をしてみましょう。(笑

初列風切の付け根のところに少し長めの羽(矢印)がたれているのがわかりますか?
この羽を小翼羽(しょうよくう)と言います。
小翼羽は、速度が遅くなって翼の揚力が足りなくなった際に広げて
翼上面の気流を整えて揚力を維持する役目を持っています。

普段は、画像のように翼にぴったり付けて飛んでいます。

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鳥が着陸する際には、速度を落とすため揚力が少なくなります。
減速によって不足した揚力を大きくするためには、翼を立てるのですが、
翼上面の気流が乱れると揚力が失われて失速してしまいます。

その際に、鳥は小翼羽を広げて翼上面を流れる空気に渦を起こし
翼に沿って空気が流れるように調整するのです。

下の画像の着地しようとしているマガン達が、小翼羽を広げているのが
わかりますか?

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ところでこの小翼羽、人間の手におきかえると、どの部分の羽だと思います?(笑
 ①親指
 ②親指の付けね
 ③手首


正解:

鳥類は、進化の早い段階で哺乳類とは別の道をたどったと考えられており、
哺乳類の骨格とは、かなり違っている部分が多いのですが、同じ脊椎動物
ということもあり哺乳類と共通する部分も多いようです。

翼の骨格を人間の手に置き換えた場合、指にあたる部分の骨は、人間が5対
なのに対して、鳥類は3対しかありません。皆さんが良くご存知の初列風切は、
第2指、第3指、および手のひら・手首の骨にあたる部分から生えています。

問題の小翼羽は、第1指からはえています。人間の手におきかえると親指に
あたりますので、答えはですね。

鳥の翼をミトンの手袋におきかえてみるとイメージがわくと思います。
親指が小翼羽で、人差し指から小指が初列風切です。
小翼羽は独立して自在に動かせるようになっており、小翼羽のコントロールに
より、低速飛行でも失速墜落しなくてすむのです。

by KX2_Birder | 2012-08-23 22:00 | 野鳥全般(その他) | Comments(0)  

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