2017年 03月 10日 ( 1 )

 

雁供養

今シーズンは年が明けてからすごい雪の量で、本来ならガンたちが
渡ってくる時期には雪で餌が採れない状態でした。
ようやく最近、雪も解けてきてガンたちも増えてきたようです。

でも、もうガンたちは北へ帰る時期ですので、短い春の滞在と
なってしまいました。
これから長旅に出るガンたちの無事を祈って、毎年恒例の
このお話を紹介します。

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ガンたちは、北の国からの長い旅をする際に
それぞれが一本づつ枝をくわえて飛んでくるという。
疲れると、くわえていた枝を海に浮かべて、
その上にとまって羽を休めて、また旅を続ける。

海を渡り終えて浜につくと、いらなくなった枝を
浜に残しそれぞれの越冬の地へ渡っていく。

春、浜で、秋に置いていった枝をまた
それぞれが一本づつくわえて北の国へ帰って
いくという。

ガンたちが渡っていった後には、不幸にして
日本で命を落としたガンの数だけ枝が残される。

浜の人たちは、その枝を拾い集めて風呂を炊いて
命を落としたガンたちの供養をするという。

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もちろん、渡りのガンたちが枝をくわえて飛んで
いるところを見たこともありませんし、
海に浮かべた枝の上で羽を休めるということも
空想の話だと思います。

でも、こういう自然のいとなみに対する思いが
つまったお話はいつまでも忘れたくないですね。

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ガンたちが、自分の枝をくわえて、無事に北の国へ
帰って、また来年元気な姿を見せてくれることを
祈っています!

そして、このすばらしい光景がいつまでも続くように
私たちも環境に気をつけていかなければいけませんね。

by KX2_Birder | 2017-03-10 22:00 | 鳥・撮り・トリビア | Comments(0)